レイクパウエルに流れ込む支流の1つが柔らかい砂岩を侵食して出来たアンテロープ・キャニオン(Antelope Canyon)。自然が作った造形美です。
そんなアンテロープキャニオンに行ってみませんか?
アンテロープキャニオンとは?
アンテロープキャニオンは、これまで流れた無数の水の流れが、そのまま岩肌に刻み込まれ残っているのです。
その幅の狭さ、そして幻想的な造形でこの世のものとは思えないほどの美しさです。
この一帯は砂丘が固まってできた岩肌に鉄砲水による侵食で形成されました。コークスクリューキャニオン、スロットキャニオンとも呼ばれています。
またナバホの言葉でツェー・ビガニリニ(Tse bighanilini)とも呼ばれていました。
それは「水が岩を流れる場所」という意味です。アンテロープ・キャニオンは、まさにこの地域の雨水をすべて飲み込んだわけです。
アンテロープ・キャニオンは2箇所にわかれていて、それぞれアッパー・アンテロープ・キャニオンとロウワー・アンテロープ・キャニオンと名づけられて います。
アンテロープ・キャニオンにはアッパー・アンテロープ・キャニオンとロウワーアンテロープ・キャニオンの2種類があります。アメリカ南西部では、最も写真撮影された場所としても名が通っています。
アッパーかロワー、どちらか迷った場合
両方のキャニオンを見たい場合かなりの時間が必要になります。できれば丸一日の時間が必要になるでしょう。しかし、PAGEにおいて時間がなくアッパーとロワーどちらかの選択を迫られた場合どちらがいいでしょう。
アッパーもロウアーもそれぞれの良さがあり、どちらかしか行けない方にどちらをお勧めするかはは非常に悩みます。
どちらかを選択する場合のチェックポイントをあげてみましょう。
ツァー時間で選ぶ
両方とも勝手に入って行くことはできません。必ず現地のツァーに参加する必要があります。なので、ツァーの時間が合うというのが、まずは大前提になります。
レンタカーなど、自分の足がある場合は直接キャニオンに行くことができるロウアーキャニオンがいいでしょう。現地に行って1番時間的に近いツァー参加が簡単です。
体力で選ぶ
キャニオンの歩く足場を考えると圧倒的にアッパーキャニオンが楽です。高低差もなくほぼ平坦な場所を歩きます。全長で200mもありません。幅も広くロワーに比べると圧倒的に歩きやすいです。
それに対してロワーキャニオンは非常に大変です。入り口より狭いところに入っていき、高低差もあります。狭く深いロワーは急な階段、ハシゴなどが何箇所もあります。体力に自信がない場合迷わずアッパーにしましょう。
太陽光の時間帯で選ぶ
アンテロープキャニオンの写真を取る場合、太陽の方向は非常に大切です。特にキャニオン内に光が届くのはお昼前後の1時間程度と思って間違いありません。
13時を過ぎると遅い可能性があります。そのため光が確実にキャニオン内に入るツァーに参加をしたい場合、午前中の早い時間に到着をして現地ツァー会社に確認する必要があります。
ピンポイントの時間帯にいるためにはどちらか選択となりますので、到着時間などで選びましょう。
予約の必要もなく、現地に直接行って、一番近い時間のガイドツァーに参加できる、ロワーのほうが選択時間帯の自由度が高いです。予約が必要ですが、
アッパーもツァータイムの事前チェックは出来ますが、予約の必要がないロワーは自由度が高いです。
太陽光がキャニオン内にさしたときに幻想的な写真が取れるのは、幅が広めのアッパーのほうがよいようです。
またアリゾナはサマータイム導入をしていないので、ユタなどからくる方は気をつけましょう。
レンタカーの有無
現地の足がレンタカーの場合、どちらの参加も可能です。
もしどちらかとなれば、断然ロワーをおススメします。
電車やバスを利用して旅行をしている場合は迷わずアッパーになります。
アッパーのツァーはPAGEの中心にあるパウエル博物館、もしくはその周辺からトラックやジープでスタートをします。